非破壊検査

【目的】

コンクリート内部に存在する埋設物の種類、大きさ、位置等の調査

撮影フィルム

【 使用機器及び材料 】

  1. 携帯式エックス線装置 
    携帯式エックス線装置は、「エックス線装置構造規格」(昭和47年労働省告示第149号)に定める条件を具備したもので、表-1に示すもののうちから使用する。
  2. エックス線フィルム
    種類:富士医療用エックス線フィルム(富士写真フィルム㈱製)
    型式:HR―H 
    寸法:25.4×30.5cm(10×12インチ)
  3. 増感紙
    種類:富士医療用エックス線フィルム(富士写真フィルム㈱製)
    型式:HR-16 
    寸法:25.4×30.5cm(10×12インチ)
  4. 警報付ポケット線量計
    型式:PSD-6021-A-L

表―1

装 置 名 メーカー名 定格管電圧
(kv)
定格管電圧
(mA)
焦点寸法
(mm)
RIX-200MC トーレック  200  3  2.0×2.0
RIX-300MC2 トーレック  300  3  5.2×2.5

【 調査方法 】

事前調査

エックス線撮影作業に入る前に予め現場を確認し、元請業者と打合せを行う。

打合せ事項

  1. 作業日時
  2. 撮影位置及び数量
  3. 駐車スペースの確認
  4. 作業員名簿の提出
  5. ケガキの指示
  6. 有効範囲の確認
  7. 電気配管のかぶり厚さは、鉄筋のように規定されておらず、表面近傍に位置している場合があり、フィルムには図のように写らない部分が存在する。
  8. フィルムを観察する際、全体が写っているような錯覚を起こす可能性があるので特に注意する。

【 現像処理 】

撮影済フィルムは原則として現地で暗室装備の特種車で現像処理を行うものとする。
現像液:ハイレンドール(富士写真フィルム㈱製)
定着液:ハイレンフィクス(富士写真フィルム㈱製)

【 フィルム観察 】

撮影済フィルムは原則として現地で水洗、乾燥処理を行い、フィルムより、配筋状況および配管状況を確認し、撮影位置へトレース図の貼り付けまたは直接壁、床への書き込みを行う。

【 安 全 】

1.エックス線作業主任者の選任
透過写真の撮影においては、エックス線作業主任者免許(電離放射線障害防止規則第6章第46条)を有する者のうちから選任し、電離放射線障害防止規則等の関係法令を厳守する事とする。

2.管理区域の設定
管理区域は放射線による線量当量が1週間につき0.3ミリシーベルトを超える恐れのある区域を管理区域とする。
管理区域の境界はロープで区画し法で定める標識を明示する。
また、管理区域内の見やすい場所に法で定める所定の注意事項・放射線による労働者の健康障害の防止に必要な事項を掲示する。

3.立入禁止区域
 X線照射中はX線装置の焦点から5m以内の場所(放射線線量率が 0.5ミリシーベルト/時以下の場所を除く)に作業者を立ち入らせないようにする。

4.作業環境測定
 管理区域の境界において、サーベイメーターにより外部放射線の線量率を測定する。

5.被爆線量の測定
 X線作業に従事する者には常に熱蛍光線量計(TLD)を携帯させ、各自の被爆線量管理を行う。

6.その他
 管理区域が壁、床等を挟み分かれて見えない状態なのでトランシーバーにより照射開始、終了の連絡を確実に行うものとする。
 その他、本工事安全基準を遵守し、高所、暗所、狭所での作業が伴う場合は、安全はもとより建物内器物を破損しないように注意することとする。

【検査部材】

 コンクリート ALC ブロック 木材

【 留意点 】

  • エックス線装置を設置する側とエックス線フィルムを設置する側に分かれる作業です。
  • スラブ、床ともに厚み300mmまで撮影・判定可能です。350mmまで撮影は出来ますが、CD管・塩ビ管・電管等の判定が厚くなるほど判定が困難になります。
  • デッキ付スラブも撮影可能です。
  • エックス線による配管の劣化診断も可能です。

エックス線照射装置の設置例

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